先斗町(ぽんとちょう)は鴨川と木屋町通の間にある風情ある花街で、
祇園と並び京都の代表的な花街の一つです。
花街とは芸妓屋さんが集まっている区域を指す名称であり、
京都には上七軒、祇園甲部、祇園東、嶋原、宮川町、及び先斗町の
6つの花街があります。
三条通一筋下ルから四条通まで、鴨川と木屋町通の間を南北に走る、
石畳の狭い500メートル程の通りです。
花街特有の商業形態の他、一般の飲食店も立ち並びます。
もともとは鴨川の州で、江戸時代初期に護岸工事で埋立てられ、
新河原町通と呼ばれていました。
繁華街としては茶屋、旅籠などが置かれたのが始まりです。
芸妓、娼妓が居住するようになり何度も取り締りを受けましたが、
川端二条にあった『二条新地』(にじょうしんち)の出稼ぎ地として認められ、
明治初期に独立しました。明治5年(1872年)に鴨川をどりが初演され、
先斗町は花街としての花を開かせたのです。
一説によれば、先斗という地名の語源は
ポルトガル語のponto(「先」の意)にあるとされています。
また、鴨川と高瀬川に挟まれているため、堤であると捉え、
鼓が「ポン」と鳴ることに掛けて、「ぽんと」となったという説もあります。
先斗町はゆっくり歩いても15分もあれば、
南の四条通から北の三条通まで散策できます。
歴史情緒ある建物がならび、時には舞妓さんとすれ違う事がある、
京都の風情を味わうにはピッタリのスポットです。
先斗町には東西に伸びる細い路地に番号がついており、
三条から数えて6本目の6番路地を入ったところに山福はあります。
そんな風情と歴史ある先斗町の一角で、
山福は本日もお客様の幸せの場となれるよう
コミュニケーション捗る食卓を目指し営業しております。